耐震住宅の「等級」とは、建物の地震に対する強さを示す指標です。
日本では耐震住宅は「耐震等級1~3」に区分されており、数字が大きいほど地震に強い構造となります。
等級1は建築基準法の最低基準で、震度6強〜7程度の揺れでも倒壊しないレベル。
等級2は等級1の1.25倍の耐震性があり、主に学校や病院などの避難施設に使われます。
そして等級3は最も高い基準で、等級1の1.5倍の強度を持ち、警察署や消防署など、防災拠点となる建物にも採用されるレベルです。
選び方は地域の地震リスクや家族構成、ライフプランを踏まえることが大切です。
例えば、地震が頻発する地域や家族の安全を第一に考えるなら等級3が推奨されます。
住宅ローン控除や地震保険料の割引が適用されることもあり、経済的なメリットも考慮しましょう。
耐震性能は後から簡単に強化できないため、新築時にしっかり検討することが重要です。
また、設計・施工会社の実績や評価も確認し、信頼できるパートナーとともに、安心の住まいづくりを進めましょう。